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60代からの新NISA戦略:定年後の資産運用で月5万円から始める老後資金2000万円計画

2026年6月4日
更新: 2026年6月4日
Life Editorial Team
22分で読めます
60代からの新NISA戦略:定年後の資産運用で月5万円から始める老後資金2000万円計画

【PR・広告表記】 本記事にはアフィリエイト広告(PR)が含まれています。

「定年後の生活、本当に大丈夫だろうか…」 「長生きは嬉しいけれど、お金の不安が拭えない」 50代から60代にかけて、多くの男性が抱える切実な悩みではないでしょうか。退職金だけでは心許ない、年金だけではゆとりある生活は難しい…そんな漠然とした不安を、私たち「Asoventure Next」はよく理解しています。

バブル世代として日本経済の絶頂期と停滞期を経験し、また就職氷河期を乗り越えてきた昭和生まれの読者の皆様にとって、これまで資産運用は「自分には関係ない」「リスクが高い」と感じてきたかもしれません。しかし、低金利時代が長く続き、物価上昇が続く現代において、「貯蓄だけ」では資産が目減りしていくリスクも無視できません。

そこで今、定年前後の「ゴールデンゾーン」を迎えた皆様にこそ知っていただきたいのが、2024年から始まった「新NISA」の賢い活用法です。

60代からの新NISA活用法とは?

60代からの新NISA活用法とは、定年後を見据え、拡大された非課税メリットを最大限に活用して、老後資金の不安を解消し、ゆとりあるセカンドライフを築くための実践的な資産形成戦略です。

この記事でわかること

  • 2024年に制度変更された新NISAの基本的な仕組みと、60代にとってのメリット
  • 「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の賢い使い分け方
  • 60代のライフプランに合わせた、具体的なポートフォリオ戦略
  • 定年後の資産運用におけるリスク管理と注意点
  • 新NISAを始めるための具体的なステップと金融機関選び

定年後こそ資産運用!なぜ今、新NISAが60代に注目されるのか?

かつては「貯蓄から投資へ」と言われながらも、なかなか一歩を踏み出せなかった方も多いでしょう。しかし、人生100年時代と言われる現代において、定年後の人生は想像以上に長く、その間の生活資金の確保は喫緊の課題となっています。

老後資金「2000万円問題」とインフレの現実

「老後2000万円問題」という言葉を耳にしたことがあるかもしれません。これは、夫婦でゆとりある老後を送るためには、公的年金以外に約2000万円の資金が必要になるという金融庁の報告書がきっかけでした。

【公的データ引用1】 金融庁の「高齢社会における資産形成・管理」報告書(2019年)によると、夫65歳以上、妻60歳以上の夫婦のみの無職世帯では、毎月の不足額が約5万円となり、これが20〜30年続くと「1300万円〜2000万円」の金融資産の取り崩しが必要になると試算されました。 さらに、近年は歴史的な物価上昇が続いています。総務省統計局の消費者物価指数(CPI)を見ても、2020年を100とした場合、2024年には食料品を中心に大きく上昇しており、年金収入だけでは生活水準を維持することが難しくなっています。

低金利時代からインフレ時代へ:貯蓄だけでは資産が目減りするリスク

長らく続いた超低金利時代では、銀行預金にお金を置いていてもほとんど利息がつきませんでした。これまでは「元本保証」の安心感がありましたが、インフレが進む現代では、モノやサービスの値段が上がり続ける一方で、預貯金の価値は相対的に目減りしていくことになります。 例えば、年2%のインフレが続けば、1000万円の預貯金は10年後には実質的に約820万円の価値しか持たなくなる計算です。

「銀行に預けておけば安心」というこれまでの常識は、残念ながら現代には当てはまりません。だからこそ、資産を「守る」だけでなく「増やす」ための戦略が必要なのです。そして、その最も強力なツールの一つが「新NISA」と言えるでしょう。

60代からNISAを始めるメリット:非課税メリットの恩恵

「今から始めても遅いのでは?」そうお考えの方もいらっしゃるでしょう。しかし、新NISAは60代からでも十分なメリットを享受できます。

  1. 非課税保有限度額の拡大と恒久化:
    • 新NISAでは、非課税保有限度額が一人あたり生涯で1800万円(うち成長投資枠は1200万円まで)と大幅に拡大されました。
    • 非課税保有期間も無期限化されたため、売却タイミングを焦る必要がなく、長期的な視点で資産を育てられます。
  2. 年間投資枠の拡大:
    • つみたて投資枠で年間120万円、成長投資枠で年間240万円、合計年間360万円まで投資が可能に。退職金などまとまった資金がある場合でも、非課税で効率的に投資できます。
  3. 非課税メリットの最大化:
    • 通常、投資で得た利益(売却益や配当金)には20.315%の税金がかかりますが、NISA口座で運用すればこれらが非課税となります。例えば、100万円の利益が出た場合、約20万円が手元に残るか、税金として引かれるかの大きな差になります。
  4. 再就職・副業収入の有効活用:
    • 定年後の再雇用や副業で得た収入の一部をNISAに回すことで、非課税で効率的に資産を増やしていくことができます。これは、現役世代と同じように「収入→貯蓄」だけでなく「収入→投資」のサイクルを回すことを意味します。

私の友人のAさん(62歳)は、定年退職と同時に再雇用で働きながら、退職金の一部を元手に新NISAを始めました。「最初は不安だったが、年間360万円まで非課税で投資できると聞いて、これなら銀行に寝かせているよりは良いだろうと思った」と語っています。彼は、特に生活防衛資金を確保した上で、リスクを抑えたインデックスファンドを中心に積み立てを開始し、半年後には着実に評価益が出ていることに驚きと喜びを感じているようです。

新NISAの基本を再確認:非課税投資枠の拡大と恒久化の恩恵

新NISA制度は、これまでの「つみたてNISA」と「一般NISA」の制度を統合・刷新し、より使いやすく、より大きな非課税メリットを享受できるようになりました。

新NISAの概要と旧制度からの変更点

項目 旧つみたてNISA 旧一般NISA 新NISA
制度名称 つみたて投資枠 成長投資枠 つみたて投資枠成長投資枠 の併用が可能
年間投資枠 40万円 120万円 つみたて投資枠:120万円
成長投資枠:240万円
合計:年間360万円
非課税保有限度額 40万円 × 20年 = 800万円 120万円 × 5年 = 600万円 生涯1800万円 (うち成長投資枠は1200万円まで)
非課税保有期間 20年間 5年間 無期限化
投資対象商品 国が定める基準を満たした投資信託・ETF 株式、投資信託、ETFなど つみたて投資枠:旧つみたてNISA対象商品
成長投資枠:旧一般NISA対象商品 (一部除く)
口座開設期間 2042年まで 2028年まで 恒久化 (いつでも始められる)

このように、新NISAは年間投資枠が大幅に拡大され、非課税保有期間が無期限になった点が大きな特徴です。これにより、時間を味方につけた長期投資戦略が、これまで以上に有効になりました。

非課税保有限度額1800万円を最大限に活かす

生涯で1800万円という非課税保有限度額は、大変大きな金額です。この枠内であれば、いくら利益が出ても税金がかかりません。一度使った枠は、商品を売却すれば再利用できるようになるため、例えば、100万円分の商品を売却して利益を確定しても、翌年にはその100万円分の枠が復活し、再び非課税で投資することができます。

【公的データ引用2】 金融庁のNISA特設ウェブサイトによると、新NISA制度は、国民の安定的な資産形成を支援するため、非課税投資枠を大幅に拡充し、制度を恒久化したと説明されています。これにより、これまで投資に躊躇していた層にも、安心して長期・積立・分散投資に取り組める環境が整備されました。

つみたて投資枠と成長投資枠、60代はどちらを優先すべきか?

新NISAには「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2種類があります。60代の皆様の資産状況や投資目標によって、どちらを優先すべきか、あるいはどのように組み合わせて活用すべきかが変わってきます。

つみたて投資枠の特徴と60代での活用法

  • 特徴: 毎月一定額をコツコツと積み立てていく投資方法で、投資対象は国が定める要件を満たした投資信託やETFに限定されています。これらの商品は、手数料が安く、分散投資されているため、初心者でも始めやすいのが特徴です。
  • 60代での活用法:
    • リスクを抑えたい場合: 投資信託の中でも、世界中の株式や債券に分散投資するバランス型ファンドや、S&P500や全世界株式などのインデックスファンドを選ぶことで、個別株よりもリスクを抑えつつ、安定的なリターンを期待できます。
    • 少額から始めたい場合: 月々数千円からでも積立が可能なので、定年後の収入状況に合わせて無理なく続けられます。
    • 時間分散によるリスク軽減: 毎月一定額を積み立てることで、価格が高い時には少なく、安い時には多く購入することになり、結果的に平均購入単価を抑える「ドルコスト平均法」の効果が期待できます。これは、運用期間が短い60代にとっても、短期的な価格変動リスクを和らげる有効な手段です。

成長投資枠の特徴と60代での活用法

  • 特徴: 株式、投資信託、ETFなど、より幅広い商品に投資できます。一括投資も可能で、年間投資枠もつみたて投資枠より大きく設定されています。ただし、一部の商品(整理・監理銘柄、信託期間20年未満の投資信託など)は対象外です。
  • 60代での活用法:
    • 退職金などまとまった資金がある場合: 退職金の一部を成長投資枠で一括投資し、早期に非課税メリットを享受する戦略が考えられます。ただし、一括投資は価格変動リスクを直接受けるため、慎重な検討が必要です。
    • 既に特定の銘柄に投資経験がある場合: 自身で分析した個別株や、高い成長が見込めるテーマ型投資信託などに投資することも可能ですが、リスクは高まります。
    • つみたて投資枠の補完: つみたて投資枠で安定的な運用をしつつ、成長投資枠で少しリスクを取ってリターンを狙う、という組み合わせも有効です。

60代に推奨される「ハイブリッド活用」戦略

多くの60代の読者の方には、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」を組み合わせる「ハイブリッド活用」をおすすめします。

戦略タイプ つみたて投資枠 成長投資枠 推奨する60代のタイプ
保守型 全世界株式やS&P500などのインデックスファンドを中心に月々積立 現金比率を高めに、少額で高配当株ETFなどを検討 投資初心者、リスクを極力避けたい方
バランス型 全世界株式やバランス型ファンドを月々積立 投資信託(例えばインデックスファンド)を年2回程度一括購入 ある程度のリスクは許容できる方
積極型 インデックスファンドを継続的に積立 個別株やテーマ型投資信託に退職金の一部を一括投資 投資経験があり、リスク許容度が高い方

【具体例】バランス型を目指すBさん(60歳)の場合 Bさんは、退職金から生活防衛資金を確保した後、新NISAでの資産運用を検討しました。

  • つみたて投資枠(月10万円): 「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」を毎月積立設定。世界の経済成長に幅広く投資することで、安定的なリターンを狙います。年間120万円を消化。
  • 成長投資枠(年120万円): 年に2回、各60万円を「S&P500連動型ETF」に投資。アメリカ経済の成長を取り込みつつ、つみたて投資枠と重複しない形で投資対象を分散させます。

この戦略であれば、年間240万円を非課税で運用でき、生涯投資枠1800万円を効率的に活用しながら、リスクとリターンのバランスを取ることが可能です。

定年前後で差がつく!60代のための新NISAポートフォリオ戦略

60代の資産運用において最も重要なのは、残りの運用期間が限られていることを認識し、自身のライフプランやリスク許容度に合わせたポートフォリオを組むことです。

ライフプランに応じた目標設定とリスク許容度の確認

定年後の生活は人それぞれです。

  • 「まだ再就職するから、当面は運用益を狙いたい」
  • 「年金と貯蓄で生活できるが、旅行資金などをNISAで作れたら嬉しい」
  • 「医療費や介護費用に備えたい」

これらの目標によって、取るべきリスクの度合いは大きく変わります。 リスク許容度とは、投資によって資産が減る可能性をどれだけ受け入れられるか、という度合いです。

  • 低い方: 元本割れは避けたい、価格変動で夜も眠れなくなる
  • 中程度の方: ある程度の元本割れは許容できるが、大損は避けたい
  • 高い方: 短期的な変動は気にせず、高いリターンを狙いたい

60代の場合、一般的には現役世代よりもリスク許容度は低くなる傾向があります。なぜなら、運用期間が短く、損失を取り戻す時間が限られているからです。しかし、インフレリスクを考えると、全く投資しないという選択もリスクとなり得ます。

60代におすすめのポートフォリオ例

ここでは、一般的な60代向けに、リスク許容度に応じたポートフォリオ例を提示します。

1. 保守的ポートフォリオ(リスク許容度が低い方向け)

  • つみたて投資枠(月5〜10万円):
    • 国内外の債券を組み入れた「バランス型ファンド」(株式比率30〜50%程度): 70%
    • 全世界株式インデックスファンド: 30%
  • 成長投資枠:
    • 高配当株ETF(分散されたもの)や、低ボラティリティのインデックスファンド: 退職金の一部を年1〜2回に分けて投資

このポートフォリオは、債券を組み入れることで全体のリスクを抑えつつ、株式で緩やかな成長を狙います。価格変動に一喜一憂したくない方におすすめです。

2. バランス型ポートフォリオ(リスク許容度が中程度の方向け)

  • つみたて投資枠(月10万円〜):
    • 全世界株式インデックスファンドまたはS&P500インデックスファンド: 100%
  • 成長投資枠(年100〜200万円):
    • 上記と同じインデックスファンドを年間数回に分けて一括投資、または先進国株式や新興国株式ETFなど
    • 一部、安定した収益を期待できる高配当個別株(複数銘柄に分散)

こちらのポートフォリオは、世界の経済成長に幅広く投資し、中長期的な資産増加を狙います。ただし、株式比率が高まるため、短期的な価格変動はある程度覚悟する必要があります。

3. 積極型ポートフォリオ(リスク許容度が高く、投資経験がある方向け)

  • つみたて投資枠(月10万円以上):
    • 全世界株式またはS&P500インデックスファンド: 100%
  • 成長投資枠(年間200万円以上):
    • 個別成長株(少額、複数銘柄)、テーマ型投資信託、レバレッジ型ETF(上級者向け、推奨はしないが選択肢として)

このポートフォリオは高いリターンを期待できますが、その分リスクも高まります。個別株投資は企業の個別分析が不可欠であり、十分な知識と経験が必要です。

ポートフォリオ構築のポイント

  • 分散投資の徹底: 一つの商品や地域に集中せず、複数の地域や資産クラス(株式、債券など)に分散することで、リスクを軽減します。
  • 手数料の安い商品を選ぶ: 長期投資では、わずかな手数料の差が大きなリターンの差につながります。インデックスファンドは一般的に手数料が安価です。
  • 定期的な見直し: ライフステージの変化や市場環境に合わせて、年に一度はポートフォリオを見直しましょう。ただし、頻繁な売買は手数料がかかり、税金が発生することもあるため注意が必要です。

60代からのNISA活用で失敗しないためのリスク管理と心構え

「投資は怖い」というイメージをお持ちの方もいるかもしれません。確かに、投資にはリスクがつきものですが、そのリスクを理解し、適切に管理することで、賢く資産形成を進めることができます。

投資の三原則「長期・積立・分散」を徹底する

これは投資の鉄則であり、特に60代からの投資においても非常に重要です。

  • 長期: NISAの非課税期間が無期限になったことで、目先の価格変動に一喜一憂せず、数年〜10年以上の長い目で資産の成長を待つことができます。
  • 積立: 毎月一定額を投資することで、高値掴みのリスクを軽減し、平均購入単価を平準化する「ドルコスト平均法」の恩恵を受けられます。
  • 分散: 複数の資産(株式、債券など)、複数の地域(日本、先進国、新興国)、複数の銘柄に投資することで、特定の資産や銘柄の暴落による影響を和らげます。

生活防衛資金を確保する

投資を始める前に、必ず「生活防衛資金」を確保しておきましょう。これは、病気や予期せぬ出費、失業など、万一の事態に備えるための資金です。一般的には、生活費の3ヶ月〜1年分程度が目安とされています。この資金は、普通預金などすぐに引き出せる形で確保し、投資資金とは明確に区別することが重要です。

【公的データ引用3】 厚生労働省の「2022年国民生活基礎調査」によると、高齢者世帯(65歳以上の者がいる世帯)の平均貯蓄額は増加傾向にあるものの、その内訳は預貯金が中心であり、リスク資産への投資はまだ限定的です。万一に備える「生活防衛資金」を確保しつつ、それ以外の資金でインフレ対策を行うという意識を持つことが、今後の安定した老後生活には不可欠と言えるでしょう。

投資は「余剰資金」で行う

投資は、失っても生活に困らない「余剰資金」で行うのが大原則です。教育資金や住宅購入資金など、近い将来使う予定のある資金を投資に回すのは避けましょう。

投資商品の選定は慎重に

特に個別株投資は、大きなリターンが期待できる一方で、企業の倒産などにより元本を大きく失うリスクもあります。60代からの投資では、個別株よりも、複数の企業に分散投資する「投資信託」や「ETF(上場投資信託)」を選ぶ方が、リスクを抑えやすいでしょう。特にインデックスファンドは、市場全体に連動するため、個別企業の分析が不要で、初心者にも取り組みやすい選択肢です。

詐欺や怪しい情報に注意する

「必ず儲かる」「元本保証で高利回り」といった甘い言葉で誘う詐欺には、絶対に引っかからないでください。投資に「絶対」はありません。金融庁や国民生活センターのウェブサイトなどで、不審な業者や手口に関する情報を定期的に確認し、警戒を怠らないようにしましょう。


よくある疑問を解消!60代からのNISA Q&A

Q: 60代からNISAを始めても、本当に資産は増えるのでしょうか?短期間で利益を出したいのですが…

A: 60代からでもNISAを始めるメリットは十分にあります。新NISAは非課税期間が無期限のため、運用期間が限られていても、非課税メリットを享受しながら、世界の経済成長を取り込むことで資産増加を期待できます。ただし、「短期間で大きな利益を出す」ことを目的としたハイリスクな投資は、60代の資産運用には不向きです。運用期間が短い分、損失を取り戻す時間が限られるため、安定した成長を目指す「長期・積立・分散」を意識した運用が推奨されます。無理のない範囲で、月々数万円からでも積立投資を始めることで、着実に資産を育むことが可能です。

Q: NISA以外に検討すべき資産運用はありますか?

A: NISAは非課税メリットが非常に大きい優れた制度ですが、それ以外にも選択肢はあります。例えば、iDeCo(個人型確定拠出年金)は、掛け金が所得控除の対象となり、運用益も非課税、さらに受け取る際にも税制優遇があるため、老後資金形成には非常に有効です。ただし、iDeCoは原則60歳まで引き出せない制約があります。また、生命保険や個人年金保険なども、保障と資産形成を兼ね備えた選択肢となり得ます。NISAとiDeCoは併用が可能ですので、ご自身の状況に合わせて両方を活用するのも良いでしょう。それぞれのメリット・デメリットを比較検討し、専門家にも相談しながら総合的に判断することをおすすめします。

Q: 運用途中で急に資金が必要になった場合、NISA口座の商品は売却できますか?

A: はい、NISA口座で保有している商品は、いつでも好きな時に売却して現金化することができます。ただし、非課税投資枠は年間の上限が定められており、売却したからといってその年の投資枠が復活するわけではありません(翌年以降、生涯非課税保有限度額の枠は再利用可能になります)。急な出費に備えるためにも、投資に回すのは「当面使う予定のない余剰資金」とし、生活防衛資金は別に確保しておくことが非常に重要です。また、売却のタイミングによっては損失が出る可能性もありますので、市場の状況をよく見て慎重に判断しましょう。

実践!NISAを始める具体的なステップと金融機関選び

いよいよ新NISAを始めるための具体的なステップと、金融機関選びのポイントをご紹介します。

ステップ1:目標とリスク許容度の明確化

まずは、「何のために(目標額、いつまでに)」「どれくらいの期間」「どれくらいのリスクを取れるか」を考えましょう。これがポートフォリオ戦略の基盤となります。

ステップ2:生活防衛資金の確保と余剰資金の確認

前述の通り、万が一の事態に備える生活防衛資金は、投資とは切り離して確保しておきましょう。そして、残りの「余剰資金」がどれくらいあるかを確認します。

ステップ3:金融機関を選ぶ

NISA口座を開設できる金融機関は、主に証券会社と銀行です。それぞれ特徴があります。

  • ネット証券(SBI証券、楽天証券など):

    • メリット: 商品ラインナップが豊富で、手数料が安い、特定口座など他の口座と連携しやすい。オンラインで手軽に手続きができる。
    • デメリット: 対面での相談ができないため、自分で情報収集や判断をする必要がある。
    • 60代におすすめの理由: スマホやPC操作に慣れていれば、手数料の安さと商品の豊富さは大きなメリット。
  • 大手証券会社(野村證券、大和証券など):

    • メリット: 対面で担当者からアドバイスを受けられる、サポートが手厚い。
    • デメリット: ネット証券に比べて手数料が高い傾向がある、商品ラインナップが限定される場合がある。
    • 60代におすすめの理由: 投資初心者で、専門家から直接アドバイスを受けたい場合に安心感がある。
  • 銀行:

    • メリット: 普段使っている口座と連携しやすい、窓口で相談できる。
    • デメリット: 証券会社に比べてNISA対象商品の選択肢が非常に少ない、手数料が高いことが多い。
    • 60代におすすめの理由: 投資商品にこだわりがなく、とにかく手軽に始めたい場合に限定される。

【金融機関選びのポイント】

  • 取扱商品: 自身が投資したい商品(インデックスファンドなど)が取り扱われているか。
  • 手数料: 買付手数料や信託報酬(投資信託の保有コスト)が低いか。
  • サポート体制: 疑問が生じた際に、電話やチャット、対面で相談できるか。
  • 使いやすさ: ウェブサイトやアプリの操作性が分かりやすいか。

定年前後の忙しい時期だからこそ、使いやすさやサポート体制も重要な判断基準になります。

ステップ4:NISA口座を開設する

選んだ金融機関のウェブサイトから、NISA口座開設を申し込みます。本人確認書類(マイナンバーカード、運転免許証など)の提出が必要です。開設には数日〜数週間かかる場合があります。

ステップ5:商品を選んで投資を開始する

口座開設が完了したら、いよいよ投資商品を選び、設定を行います。

  • つみたて投資枠: 毎月定額を自動で買い付ける「積立設定」が便利です。銘柄、積立金額、買い付け日などを設定しましょう。
  • 成長投資枠: 一括で投資する場合は、銘柄と金額を指定して注文します。積立投資も可能です。

最初は少額から始め、市場の動きやご自身の気持ちの変化を見ながら、徐々に投資額を増やしていくのがおすすめです。

まとめ:60代からの新NISA活用で、定年後の人生を次の冒険へ!

50代から60代は、人生の「ゴールデンゾーン」。これからのセカンドライフを、不安なく、そして豊かなものにするために、新NISAは強力なツールとなります。

確かに、「投資」と聞くと身構えてしまうかもしれません。しかし、低金利とインフレが続く現代において、貯蓄だけでは資産が目減りするリスクがあるのも事実です。新NISAは、そのリスクを軽減しつつ、非課税という大きなメリットを享受しながら、賢く資産を増やしていくための制度です。

「もう遅い」ということはありません。重要なのは、一歩踏み出す勇気と、正しい知識を持って始めることです。月々5万円からでも、非課税メリットを活かして着実に資産を育てていけば、数年後には大きな成果につながる可能性を秘めています。

今すぐできる3つのアクション

  1. 新NISAについて深く理解する: 金融庁のNISA特設サイトや信頼できる情報源で、さらに知識を深めましょう。
  2. 自分のライフプランと向き合う: 定年後の目標や、許容できるリスクの度合いを具体的に考えてみましょう。
  3. 金融機関に相談してみる(または資料請求): ネット証券のサイトを覗いてみる、気になる銀行や証券会社の窓口で話を聞いてみるなど、情報収集から始めてみましょう。

さあ、あなたも新NISAを羅針盤に、定年後の人生という「次の冒険」へ、前向きに、賢く踏み出しましょう。


免責事項 本記事は、2026年6月時点の情報に基づいて作成されており、将来の市場動向や制度変更を保証するものではありません。投資には価格変動リスクや元本割れリスクなどがあり、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。また、税制優遇制度の内容や税金に関する情報は、今後変更される可能性があります。詳細については、税務専門家や金融機関にご確認ください。


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Life 編集部
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Life 編集部

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Asoventure Life 編集部。節約・家事・子育て・健康など、20代〜40代の日常をもっと豊かにする暮らしの知恵を毎日更新しています。AI×生活情報で毎日をもっとスマートに。

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